歯学センターの窓から

「究極の健康法とは」歯学センターの窓から no.103

究極の健康法とは
 スウェーデンの外科学会でお会いした70歳の元ドクター。ずっとやりたかった自転車の練習を最近始め、今年はレースに出場するそうです。55歳の看護婦さんは、あと5年でリタイア。ボーイフレンドと、オートバイでヨーロッパとアフリカを一緒に旅をする予定。その為の体力作りの為に、今は毎日ジム通いです。
 北欧の人々は引退後、皆さん生き生きとカッコいい。引退してからも元気で過ごそうと、今から健康には気を使っているのです。彼らは少しでも身体の調子が悪いとすぐ、かかりつけの病院へ。元気な時にこそ病院へ検診に行くスウェーデンの予防医療は、自分の生活を守り好きな事に没頭する為にあるのです。
 仕事のリタイア後に重要なものは二つ。良きパートナーと健康だそうです。この二つ無しには人生を楽しめない事を、北欧の人々は知っています。口の中のばい菌は全身の病気の原因となります。そして心と身体の健康には、美味しい食事が必要。我々も口の中が健康な時にこそ、予防をしてみてはいかがでしょうか。

田北行宏